イノウエのたいわんブログ

ほぼ台湾の話題、時々中国…。

2019年10月27日台台湾独立を支持する香港人が四十三・七%と、一九九三年の調査開始以降、過去最高となったことが、香港大から独立した世論調査機関の香港民意研究所(PORI)が七月初め行った世論調査で明らかになった。今年一月の前回調査時点の三十四・五%から急伸した。この間に香港では、犯罪容疑者の中国本土移送を可能とする「逃亡犯条例」改正に反対する大規模なデモが起きており、反中意識の高まりが台湾独立への支持を押し上げた。(写真はVOAのキャプチャー)

台湾独立反対派の香港人は七月初めの段階で四十四・一%と過去最低。賛成と反対派が拮抗(きっこう)したのは調査開始以来初めてとなる。台湾の国連加盟を支持する香港人も六割に近づいた。

また、中国統治下で高度な自治を認める「一国二制度」について、台湾にとり「不適切」とする回答は六十三・二%、「適切」は二十七・二%で、それぞれ調査開始以降の最高と最低になった。香港人の多くは、一国二制度に完全に幻滅しており、代わって台湾独立への支持が高まったことになる。

将来の中台統一がなくなったとみる香港人も増えた。統一の可能性を「信じる」香港人は二六・九%、「信じない」は六十四・九%に上り、こちらも九三年以降で最低と最高。中台統一を信じる香港人は、二〇〇九年十二月の調査時には六割を超えていた。

香港世論の動向は、二〇二〇年の台湾総統選に出馬する民進党の蔡英文総統に間違いなく追い風となっている。蔡総統は「一国二制度」に一貫した反対で支持を伸ばし、対中融和派の野党・国民党の韓国瑜・高雄市長や無党派の柯文哲・台北市長ら対立候補を引き離している。台湾総統選の行方を占う上で、香港の動向から目が離せなくなった。

★参考情報★
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2019年7月17日韓 2020年の台湾総統選挙の国民党の候補者予備選挙が15日行われ、韓国瑜・高雄市長が勝利しました。予備選は固定電話による世論調査の結果によるもので、韓候補の動員力が勝因とみられています。民進党には、現職の蔡英文総統の敵ではないとして、喜びが広がっているそうです。また、韓氏に反対する国民党支持者の票が狙えるため、柯文哲・台北市長が立候補を口にし始めました。台湾誌・新新聞(電子版)が伝えました。

 国民党によると、総統予備選は、5つの世論調査機関により7月5日から14日に行われ、1万5189件の有効回答が集まりました。党外候補者との比較調査への回答を85%、党内候補者同士の比較調査への回答を15%それぞれ採用し、支持率を計算しました。台湾最大の通信キャリア、中華電信の固定電話の契約者だけが対象となりました。

 この結果、韓国瑜氏が44.805%で首位、EMS(電子機器受託生産)世界最大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘前董事長が27.73%で2位、朱立倫・前新北市長が17.9%で3位となり、韓市長が当選しました。党外候補者との比較で、韓国瑜市長の支持率は、蔡英文、柯文哲の両氏を30ポイント上回りました。

 世論調査に詳しい国民党関係者によると、韓氏の支持率は通常は3割程度なのに、予備選では5割に迫りましたが、実力を反映するものではないそうです。熱狂的な支持者を持つ韓氏が、支持者を自宅の電話前に待機させていたことの結果だとみられるそうです。

 韓国瑜候補は、国民党支持者の中でも、知識層と経済界に支持が広がっていないそうです。国民党支持者の中で、韓候補反対派が3割に上るとの調査結果もあります。若年層や無党派層の支持も得られていません。

 国民党のベテラン立法委員(議員)は「韓国瑜候補は、わずか3割の韓ファンの支持と、国民党地方組織の動員力だけが頼り。行政経験が豊富で、米国の支持を受け、反中カードを切れる蔡英文総統に勝てるだろうか」と述べ、憂慮しています。

 予備選挙の結果に対し、韓支持者は興奮、民進党支持者は喜び、柯市長は出馬をほのめかしました。国民党の反韓国瑜派と中間層の票が柯市長に向かう可能性があるためです。

 台中市の国民党関係者は「蔡英文候補が庶民層の心を打つのは行政経験でなく、中国の一国二制度に反対しているためだ。香港の逃亡犯条例改正反対デモの効果で、昨年の統一地方選で国民党に投票した若者と中間層の票が、蔡候補に向かっている」と話しています。


★参考情報★
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2019年7月03日韓 台湾総統選挙で、最大野党、国民党の最有力候補であるEMS(電子機器受託生産)世界最大手の鴻海精密工業の郭台銘会長と韓国瑜高雄市長が暗闘を繰り広げている。(写真は筆者撮影)


 郭会長と韓市長は、実は同じ板橋国民小学校(新北市)の先輩、後輩の間柄。十八年十一月末の台湾統一地方選挙で、韓国瑜氏が圧勝したころまで、人は毎日のように電話で連絡を取り合うなど熱々仲だった。しかし、郭会長が四月中旬、事前に知らせず突然出馬宣言し、国民党から承認を受けると、二人の関係は冷却化した

 絵に書いたような「ポピュリスト政治家」である韓市長は六月、台北、東部・花蓮、中部・雲林県で、大衆動員による総決起集会を開いて総裁選出馬を表明した。大衆人気と動員力を見せつけて、国民党予備選挙を有利に運ぼうとする魂胆だ。

 国民党はヒエラルキーが厳格だ。馬英九前総統を代表格とする、党中央のエリートは、韓候補をチンピラ扱いして嫌っている。学歴は低く、一時、立法委員(国会議員)を務めたこともあるが事実上引退し、長らく台北市の青果市場の社長を務めてきた。

 郭会長も、出自は庶民で学歴も冴えないが、四十年でホンハイを世界的な大企業に育て上げたカリスマ経営者。国民党に多額の寄付もしており、国民党の候補としては資格十分だ。

 国民党中央のお気に入りの郭候補に、末端党員の圧倒的支持を受け、歯向かっているのが韓市長だ。総決起集会では「庶民総統」を自称し、エスタブリッシュメントと対決する構図を故意に演出。党の団結を乱す動きとして、国民党支持者からも反発が出始めた。

 郭、韓両候補とも親中国派なのだが、中国共産党は韓候補を推しているフシがある。台湾のメディア王で、中国べったりの実業家、旺旺集団の蔡衍明会長が全力で韓候補を応援、総決起集会も自ら支えているからだ。蔡会長は一方で、傘下メディアを使って郭氏の攻撃を執拗に続けている。蔡英文政権の高官は「蔡会長が中南海の意向に反するはずはない」と話す。


★参考情報★
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