井上雄介のたいわんブログ

ほぼ台湾の話題、時々中国…。

2013年03月

台湾全土で脱原発の声が空前の高まりを見せているが、馬英九政権は、龍門原子力発電所(核四)の建設中止の宣言をただちに出すことになおためらいを見せている。米国に燃料棒関連の費用を毎年数百億元支払っているため、対米関係や安全保障の問題を考慮する必要があるためだという。27日付中国時報が伝えた。 関係者によると、台湾のウラン鉱の輸入先はオーストラリアだが、米国に送り燃料棒に加工してもらう必要がある。燃料棒の製造費用に、核四のコンサルタント料を加えると、米国には毎年少なくとも数百億元を払っている。これだけ大きなビジネスチャンスであるだけに、背後に複雑な政治問題が横たわることは避けられない。 ネットメディア、今日伝媒のニュースサイト「今日新聞網」によると、脱原発が米台関係に亀裂をもたらす可能性があるとした中国時報の報道について、国家安全会議(国安会)は「原発の存廃をめぐる問題の焦点をぼかし、市民の考えを誤った方向に導くもの」と述べて、遺憾の意を示した。

★トップ ◎原発廃止、対米関係悪化招く=国安幹部 中国時報A1 ★金融 ◎生保の低金利住宅貸し付けを監視―中央銀 工商時報A1 ★電子 ◎シャープの経営陣へ、郭董事長あきらめず 経済日報A3 ◎LED照明の需要、今後5年で倍増 工商時報A1 ◎東貝、知財訴訟で日亜化に勝訴 工商時報A2 ◎華碩のPadFone、4大キャリアで発売 工商時報A15 ◎電池の新譜、順達、iPhoneに納入へ 工商時報A15 ◎群創、タッチパネル工場また増強 工商時報A15 ◎封測の台星科、通年フル受注の見通し 工商時報B ◎TSMCもボーナス、111億元準備 経済日報A4 ★産業・不動産 ◎原発なければ電気料金値上げ―行政院長 工商時報A2 ◎都市更新法改正、与党と台北市が対立 工商時報A3 ◎都市更新の条件緩和、年内の法案通過目指す 経済日報A1 ◎建設用融資残高、2カ月連続マイナス。 工商時報A4 ◎原薬大手の神隆、12年は史上最高益 工商時報A5 ◎統一中控、12年は174%増益 工商時報A5 ◎壱伝媒売却に変数、テレビだけに限定か 経済日報A3 ★商業・運輸 ◎中華航空、Q2に成田・高雄線増便 工商時報A17 ◎中国厦門華天が金門にホテル 経済日報A10 ★政治・社会 ◎直系親族以外の扶養、国税が注目 工商時報A19 ◎夜とぎに金銭要求、80台夫婦が離婚騒動 聯合報A10

中国ハッカーに狙われるビジネス情報。国家安全局(国安局)の蔡得勝局長は20日、立法院(議会)外交・国防委員会で事業報告を行った際、中国からのハッカー攻撃が「相当に深刻」で、ビジネス情報を窃取される恐れがあるとして企業などに注意を呼び掛けた。政府も事態を重く見て警戒を強めている。 21日付工商時報などによると、蔡局長は立法院の秘密報告を行うとともに質疑に回答。与党国民党の林郁方立法委員(議員)らからの質問に対し「中国サイバー軍が台湾に及ぼす危害に関心を寄せている」と述べた。国安局が、中国のサイバー攻撃が台湾の政府と民間企業・団体に及ぼしている危害の程度について点検したところ『相当に深刻』であることが判明したという。 政府も警戒を強め、国家安全会議(国安会)と行政院がそれぞれ情報安全を担当する事務室立ち上げ、国安局が関連情報を提出している。馬英九総統も自ら数回会議を主催して検討した上、安全防護メカニズムを確立したという。 蔡局長は、「ハッカーの攻撃は、テロリストよりはるかに脅威」との米情報機関トップの発言を引用。米国が、中国によるサイバー攻撃を名指しで警告している例を挙げ、「台湾の政府、市民ともこの問題に重視するべきだ」と語った。(NNA3月21日)

★トップ ◎鴻海が中国泰華汽車とカーエレで提携 経済日報A3 工商時報A5 ※12年業績、預託証券発行も ★マクロ経済 ◎工業生産、7カ月プラス成長に幕 経済日報A4 工商時報A4 ★産業・不動産 ◎壱伝媒買収の期限到来、とん挫も 経済日報A2 ◎永豊餘、中台製紙増強に80億元 経済日報A16 ★電子 ◎聯発科、携帯向けQ3に欠品の恐れ 経済日報A4 ◎鴻海が中国泰華汽車とカーエレで提携 経済日報A3 ◎鴻海、昨年は16%増収、Q4が好業績 工商時報A5 ◎新HTC One発売、売り上げ押し上げも 経済日報C2 ◎晶電、台達電がLED新商品=国際照明展 経済日報C4 ◎大立光、増益還元、全従業員にボーナス 工商時報A14 ◎菱生 ★商業・運輸 ◎淘宝の中台取引、当局が税務調査検討 経済日報A14 ◎航空自由化で復興航空が5月に東京線 経済日報A17 ◎晶華酒店、昨年は12%増益 経済日報C6 ◎商業売上高2年ぶり小額 工商時報A2 ◎焼却炉の崑鼎、受注増で好業績 工商時報B4 ★金融 ◎金融統合、財相前のめり、一部に慎重論も 経済日報A14 ◎生保資金中国株・不動産へ、4月に大幅緩和 工商時報A13 ★政治・社会 ◎干ばつ対応、果物輸入関税を緊急引き下げ 経済日報A17 ◎行政機関への請求権、消滅時効10年に延長 経済日報A17 ◎台南でバイク通り魔事件、容疑者拘束 聯合報A1

18年前の3月20日に東京で起きた地下鉄サリン事件。事件解決に、日本と縁の深い台湾人化学者が決定的な役割を果たしていたと遅まきながら知った。米コロラド州立大の杜祖健名誉教授。毒性学の世界的権威で、日本警察をサリン製造場所の特定に導いた。
台湾では父の杜聡明氏が、京都帝大を出て台湾人初の医学博士として著名。高雄医学大を創設するなど台湾の医学の発展に貢献した。長女の杜淑純氏も台北帝大初の台湾人女学生。三男の祖健氏は台湾大卒業後、渡米し大学教授になった。
杜氏は日本時代に台北一中(後の建国中学)で学び日本語が堪能。事件をきっかけに改めて日本との関係を深め、09年には旭日中綬章を贈られた。父ともども天皇から叙勲されたことを誇りにしているという。悲惨な事件を回顧する中、長くて深い日台関係を思いがけず垣間見た。(井)(NNAテイクオフ 3月26日)

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