井上雄介のたいわんブログ

ほぼ台湾の話題、時々中国…。

2016年12月

 東呉、中興、師範など台湾の大学多数の媒体で12月中旬から、シンガポール企業が「補助警察官」募集の広告を出し話題になっています。(写真は、募集広告のキャプチャー)



 



 ニュースメディアの上報によると、広告主は人材派遣会社「シンガポール皇廷資源顧問公司」で、シンガポールの警備会社の委託で募集を行っています。



 



 契約期間は2年。月給6万台湾元(約22万円)で、入社時、別に9万台湾元が祝い金として支給されます。現在、50人を募集しています。



 



 条件は、身長167センチ以上で兵役を終えていること。英語の読み書きと、簡単な会話力も求められます。入隊後、武器の使用法や格闘術などの訓練を受ける義務があります。



 



 台湾警察と同じく2交代制で、残業代が支給されます。比較的恵まれた勤務条件のため、大学生の間で話題になっているほか、人材を奪われるかもしれない台湾の警察も関心を寄せているということです。



 



 世界では、シンガポールのほか、英国、米国、カナダ、オーストラリアなどで、警察力不足に対応するため、補助警察官部隊が創設されています。今回、募集を始めたシンガポールの補助警察官は、チャンギ国際空港での出入国検査、大型イベンドでの軽微、交通誘導などの業務にあたります。



 



 台湾でも2005年、高雄市で補助警察官制度が試験的に導入されましたが、経費不足から中止になったとのことです。
 



 オバマ米大統領は23日、「2017年国防授権法」署名し正式に発効しました。この法律は国防総省に、米国と台湾の現役将官、国防総省や国防部の次官補クラスの高官が交流を促すことを求めています。
 
 台湾・中国時報によると、同法案は2日に下院、8日に上院でで可決しホワイトハウスに送られていたもので、オバマ大統領の署名で正式に発効します。



 



 米議会はこれまでも、同様の内容の法案を可決してきたましたが、行政府が米中関係に配慮して、最終的には明文化を見送ってきました。



 



 今年は、オバマ大統領の任期終了が近い上、次期政権、議会とも共和党が掌握したため、米台の高官の交流が初めて条文に明記されたということです。



 



 中国は、米台の軍事交流が深まれば、米国製兵器の台湾への売却が盛んに行われるだろうとみています。



 



 中国国際問題研究所の郭憲綱所長は、同法について「米国による台湾への武器売却が増えれば、中国と軍拡競争になる。中国政府に武力統一の道を迫ることになる」と話しています。



 



(参考)http://www.chinatimes.com/realtimenews/20161224001256-260417



 日本統治時代の台湾に生まれた日本人「湾生」の物語を描いた映画「湾生回家」。台湾最高の映画賞「金馬奨」最優秀ドキュメンタリー作品にもノミネートされ、台湾でもでも延べ2300万人が見たとされる大ヒット映画です。



 



 23日付のニュースメディア、民報によると、この映画の原作者でプロデューサーの画家、田中實加(台湾名・陳宣儒)さんに絵画の盗作疑惑が持ち上がっています。(写真は、民報のキャプチャー)



 



 田中さんは、映画の制作のため、不動産や自作の絵画を売って費用を捻出したと話していました。ところが、SHINICHI CHENというネットユーザーが22日、フェイスブックで、田中さんが売った絵に盗作の疑いがあると指摘しました。



 



 SHINICHI CHEN氏は、盗作の原画とみられる11枚と比較した上、田中さんの作品が、描画ソフトを使って原画の色を調整し、反転させたものではないかと指摘しています。




 原画の作者は提訴を準備しているとのこと。田中さんは22日、「模写」だったとして盗作を否定しましたが、23日に1点して誤りがあったことを認め、原作者への謝罪を発表したことで、騒ぎが大きくなりました。



 



 田中さんは、ご自身も祖母が「湾生」だったとしていますが、この出自に対しても疑問視する声が上がっています。



 



 筆者もこの作品を台北・天母でみました。生まれ故郷、台湾を思う日本人の物語に、涙を流したり、喝采したりする観客の姿に、むしろ驚く思いでした。画面に出ている日本人と同様、観客の台湾人が自国・台湾に抱く深くて熱い愛情が感じられたからです。
 
 余談ながら、筆者が行った映画館には、かなり高齢の女性が車椅子で鑑賞にいらっしゃっていました。映画に出てくる「湾生」のお友だちなのかなと思いました。ご様子からみて、この映画でなければ、映画館に出かけることは決してなかったであろうとお見受けしました。



 



 この映画は、日本でも公開され好評ときいています。台湾と日本の結びつきを強める映画になるでしょう。折角の作品に傷がつかないよう、田中さんには疑惑の払拭をしてもらいたいものだと思います。
 



(参考)http://www.peoplenews.tw/news/ed6b396f-02b5-4da7-8806-06c8bbd3a9d6



 「南機場夜市」――。現在、機場(飛行場)はないが、そう呼ばれる夜市は「台北最強」らしいです。
 
 「南機場」は、日本統治時代の練兵場を兼ねた飛行場で、松山飛行場(台北松山空港)に対してそう呼ばれていたとのこと。今や飛行場はありませんが、夜市の名前に名残をとどめています。



 



 風伝媒のOpenRice氏の記事によると、伝統の味を守り、飛び切り美味な食べ物を出す、露店や小店がひしめいているそうです。(写真は、同記事の掲載画面のキャプチャー)



 



 記事のおすすめは、鶏のぶつ切り入りスープの「阿男麻油鶏」、しるこのように、甘い汁に各種のモチを浮かせた「八棟円仔湯」、練り物の「基隆総合黒輪甜不辣」、チキンライスの「山内鶏肉飯」など。台湾でおなじみの食べ物の数々ですが、店主のこだわりが込められていて、よそとは一味違うようです。



 



 筆者は寧夏夜市ばっかりで、まだ行ったことがありませんが、写真を見る限り、観光客ズレしてない地元民御用達の店ばかりで良い感じ。是非、出掛けてみたいと思います。



 



(参考)http://www.storm.mg/lifestyle/203578



  西アフリカ・ギニア湾のサントメ・プリンシペが21日、同日付で台湾との断交を決めたとの声明を発表しました。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が21日伝えました。



 



 中国外交部の華春瑩報道官は、サントメ・プリンシペが1つの中国という正確な道に戻ったことを歓迎すると述べました。



 



 台湾外交部によると、サントメ・プリンシペは巨額の援助を台湾に求めたが断られ、中台から利益を得ようとする「両岸ゲーム」を始めたとみられます。



 



 台湾が国交を結ぶ国は21カ国に減りました。馬英九前総統の時代には、中国との「外交戦」が休戦状態にありました。蔡英文総統の就任後、外交を断絶する国は初めて。中国が再び、外交戦を始めた可能性があります。
 
 サントメ・プリンシペと断交すると、アフリカで、台湾との外交関係を維持しているのは、ブルキナファソとスワジランドの2カ国を残すだけとなります。



 



 サントメ・プリンシペは小さな島国で、カカオ豆の輸出に依存しています。ただ、石油資源が豊富なギニア湾の中間にあるため、石油・天然ガスを産出する可能性がありますが、開発が難航しています。



 



(参考)http://newtalk.tw/news/view/2016-12-21/80278



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