井上雄介のたいわんブログ

ほぼ台湾の話題、時々中国…。

2017年01月

 ニュースメディア、上報によると、2016年5月の蔡英文政権発足後、与党・民主進歩党(民進党)内部で、党内最大派閥「新潮流派」による権力独占傾向が強まっています。(写真は「上報」のキャプチャー)



 



 非新潮流派のベテラン幹部からは「蔡英文総統まで、新潮流派入りしたのか」などと、新潮流派を重視する蔡総統に反発する声もでてます。ただ、蔡英文総統の新潮流派重視は政治的な力学の結果のようです。



 



 中国評論新聞網によると、陳水扁事務所の元主任で、政治評論家の陳淞山氏は「新潮流派は、党内勢力の3分の1から2分の1を占める。蔡総統も警戒心を抱きつつ、一種の『恐怖のバランス』を保っている状態だ。彼らを重用せざるを得ない」と話しています。



 上報によると、新潮流派に反発する非主流派は、2018年の県・市長選挙で「非新潮流派連盟」を結成し、自らの勢力の拡大を目指しているということです。



 



 6つの直轄市の中で、民進党の首長が統治しているのが高雄、台南、台中、桃園の4つ。民進党の関係者によると、うち18年の選挙で、新潮流派は高雄、台南の2市を失う可能性が高いとみられています。



 



 民進党には、1986年の結党以来の老舗「新潮流派」、蘇貞昌派の「蘇派」、蔡英文氏支持派「親英派」、游錫コン派(コンは方2つの下に土)の「正国会」などがあります。



 



 民進党は2006年に派閥解消を決め、各派閥は解散しましたが、新潮流派の「台湾新社会智庫」などシンクタンクに名を改め、実際は存続しているということです。



 



 台湾政界は、民進党の一強支配状態。国民党は壊滅、時代力量が成長するかどうかは未知数です。やがて民進党が分裂して新たな2大政党が誕生することも、あるのかも知れません。



 



(参考)http://www.upmedia.mg/news_info.php?SerialNo=11197



 蔡英文総統は29日(旧暦1月2日)、新北市板橋区の「接雲寺」などで1台湾元(約3.6円)硬貨入りの「赤包」を市民約2000人に配りました。(写真は聯合報のキャプチャー)



 



 聯合報によると、次の2018年の新北市長選に名乗りを挙げている与党民主進歩党(民進党)の呉秉叡、羅致政両立法委員(議員)も参加しました。蔡総統は羅委員を隣に置いて緊密さを示しましたが、呉委員は終始離れた位置にいたということです。



 



 羅委員は板橋区が地元で、党内で蔡英文派とみられています。現場に駆けつけた報道陣から「新北市長選で羅委員を支持するのか」との質問が飛びましたが、総統は答えませんでした。



 



 同日は台北市の「関渡宮」でも柯文哲市長とともに、お年玉の配布を行いました。2018年の台北市長選への出馬に意欲を示す、民進党の姚文智立法委員も現場に現れ、再選を目指す李市長の反応が報道陣の注目を集めました。
 
 ここでも蔡総統は「台北市長選ではどちらを支持するか」と記者から問われましたが、笑い声を上げただけで立ち去ったということです。



 蔡総統は28日(同1日)は、高雄市のお宮「岡山寿天宮」などで、陳菊市長らと市民約2000人にお年玉を配りました。多数の市民が行列をつくりましたが、2000人で終了です。総統から直接、お年玉をもらえた市民は、大喜びでした。



 



(参考)https://udn.com/news/story/1/2256769



 中央社によると、セメント大手の台湾水泥(台湾セメント)の辜成允董事長が23日午前、脳の外傷性出血のため、入院先の台北市の病院で死去しました。63歳でした。(写真は中央社サイトのキャプチャー)



 



 辜成允董事長は21日夜、台北市の晶華酒店(リージェント)で友人子息の結婚披露宴に出席した際、3階から2階の踊り場まで階段を転落。頭部を強打して近く馬偕病院に運ばれましたが、22日に、振興病院に転院して治療を受けていました。



 



 辜成允氏は、台湾セメントの3代目。1991年、台湾セメントの総経理、2003年董事長に就任しました。



 



 台湾の対中国交流窓口機関、海峡交流基金会(海基会)の前董事長、辜振甫氏の子息です。兄の辜啓允氏は2001年、がんのため48歳で死去しています。



 



(参考)http://www.cna.com.tw/news/firstnews/201701235003-1.aspx



 配車アプリのUberは19日、タクシー運転手の労働組合(中華民国計程車駕駛員工会)と協力、アプリでタクシーを呼び出す「UberTaxi」サービスを2月から台北で始めると発表しました。



 



 聯合報によると、この労組の台北地区の理事長は、全国組織の責任者の個人的な行為で、組合を代表していないなどと反発。Uberが、現在のような非合法のサービスを続けるための、合法的な隠れ蓑だと批判しています。



 



 台北地区の理事長は、Uberの手数料が売り上げの25%と高く、一般タクシーの運転手がタクシー会社に支払う車両のレンタル代などを大きく上回るため、このような提携は長続きしないだろうと指摘しています。



 



 まあ、利用者にとっては、どちらでもいいと思いますが、こういう中途半端なやり方は、やはり長続きしないような気がします。



 台湾では現在、Uberが法定に灰色状態のようですが、既にかなり普及しています。筆者は台北やその他で何回か使ってみて、非常に便利だと思いました。



 



 まず、運転手がスマホを駆使できるので、ピタリと指定場所に現れ、正確に目的地まで連れて行ってくれます。WiFiが使える車もありました。



 



 クレジットカードで決済できるのも便利です。海外の観光客を呼び込みたいなら、今後、キャッシュレス・サービスの拡大は必須じゃないでしょうか。



 



 このほか、車の質が良い、スモーカーがほとんどおらず車が臭くない、運転手の態度が良く概ね静か――なども良い点だと思いました。



 



 今のところUberの良さの半分以上は、運転手さんの質の問題と思えるので、多くの人が配車を頼む際、「UberTaxi」を選ばないように思います。



 



 タクシーの運転手さんも、生活がかかってるから必死とは思いますが、やはり時代の趨勢というものではないでしょうか。



 Uberを完全に合法化して、事故が起きた場合の補償の問題などを解決してもらいたいと思います。
 



(参考)https://udn.com/news/story/9/2240056?from=udn-catebreaknews_ch2



 台北市で18日、ダブルデッカー(2階建)のオープン観光バスが運行を始めました。これまでとは違った視線で、台北の魅力が楽しめるとのことです。(写真は台北市政府観光伝播局のサイトから)



 



 柯文哲市長は「台北も、ニューヨーク、パリ、東京のような観光都市に近づいた」と胸を張っています。



 



 当初は故宮博物院行きと、台北101行きの「赤」「青」の2路線。台北駅、北門、西門、景福門を経て、「赤」は信義路を通り台北101へ、「青」は「中山北路」を通って故宮に向かいます。それぞれ40分に1台出発します。



 



 バスは57席で、うち2回の露天部分は37席です。WiFi(無線LAN)が使えるので、アプリをダウンロードすれば、中国語、英語、日本語、韓国語の4カ国語でガイドが聴けます。スマホ、タブレットなどの充電も可能。



 



 運賃も、台北市の公共交通カード「悠遊カード」、クレジット、中国の銀聯カードなどを使い、車内で支払いができます。300元(1077円)を支払えば4時間以内は乗り降り自由。夜間チケット、1~2日有効のチケットなども用意されています。



 



 ダブルデッカーの導入で、台北市の柯市長が進める「観光ABC」政策のうち「B」(バス)が実現したことになります。ちなみに「A」は、台北観光情報アプリ「現在、玩台湾(now@taipei)」、「C」は文化都市を意味するそうです。
 



(参考)http://www.tpedoit.gov.taipei/ct.asp?xItem=257721118&ctNode=13244&mp=112001



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