イノウエのたいわんブログ

ほぼ台湾の話題、時々中国…。

2018年01月

2018年1月31日 与党・民進党の高志鵬立法委員(議員)がこのほど、新しい台湾元紙幣デザイン案のコンテストを始めたところ、人物の肖像画で選ばれたのは歌手のテレサ・テン(鄧麗君)だけとなっています。聯合報が伝えました。(写真は聯合報のキャプチャー)
 
 高委員は昨年、故・蒋介石総統や孫文の肖像が描かれた紙幣を改めるよう提案。「国家紙幣デザイン委員会」の設置や、紙幣デザインの選定プロセスへの市民の参加を求めています。このほどネットメディアと共同で「新。紙幣デザインコンテスト」という活動を始めました。

 専門家が選んだ応募作品の中から、最も気に入ったものを一般市民にネット上で投票してもらうやり方で進められ、コンテストの最終結果は2月27日に発表されます。専門家の選考でこれまでに、原住民のトーテム、玉山などの風景、野生動物、台北101などの建築などのデザイン案が残りました。
 
 「タピオカ・ミルクティー」、「色覚異常検査表」などユニークな作品もありました。人物の肖像画はこれまでにテレサ・テンだけだということです。専門家の評価が高かったのは、台北101の絵を載せた2000元札、台湾固有の鳥、サンケイをあしらった1000元札などでした。

 聯合報によると、民主進歩党(民進党)のベテラン政治家、呂秀蓮・元副総統(73)はこのほど、フェイスブックで、中国が台湾統一に向けた工作(統戦)を強めており、10種類の人々を重点的な取り込みの対象としているとして強い危機感を示しました。
2018年1月22日 10種類の人々は、末端行政機関「里」の里長、学生、中国人の配偶者、政治家、将官クラスの退役軍人ら。お宮や廟も重要な取り込みの対象です。重要な呂元副総統は「台湾のあらゆるところに危機が充満している」と嘆いています。

 呂元副総統によると、農村部の里長の多くが中国観光に招かれた後、相互の交流を始め、現地の同じ名前の村と姉妹村関係を結ぶなどして親近感を育むよう仕向けられています。

 学生は、台湾では少子化で私立学校が募集人数を減らすなどしていますが、中国の大学が台湾人高校卒業生を対象に、入学条件を緩めるなど門戸を開放しているそうです。

 台湾には中国人の配偶者が33万人おり、台湾の親中国派団体とも緊密で、ともに中国側も「統戦」の重要対象とみています。

 呂元副総統が厳しく批判しているのは、将官クラスの退役軍人。「国民党政権時代には、台湾人に反共を強制していたのに、退役後に中国に走り台湾を辱めている。高額の退職金をもらいながら、年金改革に反対して街頭デモに参加したりする」と怒りをあらわにしました。

 

2018年1月21日 台湾国防部傘下の兵器工場「205廠」が生産する9ミリ拳銃弾が、品質が不揃いである上、価格が高すぎるとして、国軍と行政院海岸巡防署(海巡署)を悩ませています。国防部はついに、米軍から300万発の購入を決めました。台湾国防省が米軍から拳銃弾を買うのは30年ぶりとのことです。ニュースサイトの上網が伝えました。

 拳銃弾の価格は、米国製が1個6.1元(23円)、台湾の205廠製が15元と2倍以上。お国のため、身びいきで国内工場を甘やかすことはやめ、半分は米国製とすることに転換し、拳銃弾については既に米国に打診しています。拳銃弾は、陸軍、憲兵、海軍陸戦隊の特殊部隊に配備されます。

テロ、市街戦訓練強化で拳銃弾消費4倍に

 台湾国防部は今年、拳銃弾の訓練での使用量を従来の4倍に増やすことを許可しています。反テロリズムと市街戦の訓練強化を計画しているためで、9ミリ拳銃弾600万発が必要となるとのことです。

 上報によると、台湾製5.56ミリ小銃弾は、価格が低く品質が高いと評価が高く、イラク戦争の際は米軍に輸出されるほど。拳銃弾の低品質は意外感を持たれているそうです。

 5.56ミリ小銃弾は製造設備が1990年代に輸入した外国製。これに対し拳銃用9ミリ弾は、205廠の自製設備で製造されています。価格が高い上、弾づまりを起こすそうで評判が良くなく、遂に米国製が輸入されることになりました。

 2018年1月19日中国が台湾海峡上空の民間機用航路「M503北上航路」を一方的に使い始めたことに反発し、台湾交通部民用航空局は18日、今年の春節(旧正月)期間中の臨時運航を申請していた中国側の176便の許可を当面見送ると発表しました。帰省客ら約5万人が影響を受けると見られます。蘋果日報が伝えました。(写真は蘋果日報のキャプチャー)

 「M503北上航路」は、中国が15年、航路の混雑を理由に開設しましたが、台湾海峡中間線の東側空域を通るため台湾が反対していました。

 中国側は1月4日、一方的に同航路の使用を始めたため、台湾民航局が航空会社80社に書簡を送り、同航路を含む4航路を使わないよう要請していました。

 しかし、多くの航空会社が運航を続けています。中国東方航空と厦門航空の便が最も多く、台湾民航局が不許可にした176便はすべて両航空会社のものでした。

 中台の航空当局は2月2日~3月2日、上海、北京、広州など超繁忙な空港を除き、臨時便の運航を無制限に認めることで合意していました。中台の航空会社が1月3日、臨時便489本の運航を双方の当局に申請していました。

 故・蒋介石総統のひ孫で、野党・国民党立法委員(議員)の蒋万安氏(三八)が台湾政界で急速に名声を高め、二〇一八年の台北市長選の最有力候補者に急浮上してきた。当人は正式表明していないが、十二月初め台北・下町の道教寺院の例祭に参加したことが、選挙戦に向けたウォームアップと見られて耳目を集めた。


 蒋万安氏は毛並みの良さに加え、国立政治大、米ペンシルバニア大卒の法学博士で米国の弁護士資格を持つ俊才。スリムで長身、政界随一のイケメンで女性ファンが多い。


  二〇一六年の立法委員選挙で台北市から立候補し初当選したばかりだが、早くも頭角を現した。十一月に立法院の委員会で行われた労働基準法改正案の審議では、野党議員として百三十分もの演説を行って採決を大幅に遅らせた。同法改正に反対し、立法院を取り囲んでいた労働団体からは「蒋万安、もっとつっぱれ」の声援が挙がり、一般の人気も急上昇した。


 国民党政権時代の人権侵害の真相究明などを目的とする「移行期正義促進条例」の審議では、被害者と意見交換したほか、政治文書の公開に賛成するなど従来の国民党議員とは異なる柔軟さをみせた。独裁者のひ孫という負のイメージの払拭に完全に成功し、国民党の希望の星と指摘すら出ている。


 一方、蒋万安氏の台頭により国民党内では、青壮年派と党中央を独占するベテラン派の世代対立が激化している。


 青壮年派は勤労者に同情的で、歴史の検証に賛成するなど顕著にリベラル志向だ。ベテラン派は資本側に立ち、保守主義を貫くのが国民党と考えている。双方は軍人、公務員、教員の年金改革や同性婚問題でも鋭く意見対立した。


 両派は、衝突は次第に表面化しており、将来の党分裂の危機すらささやかれ始めた。

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