台湾は街角にコーヒー店が多く、街歩きの楽しみの1つなっていると思います。大手コーヒーチェーンのスターバックスも台湾は、通常の店舗のほか、歴史的な建物の中などに特色版の店を出し、いつもと違う味わいを楽しませてくれます。



 



 台湾のメディア風伝媒は「スターバックスの日本の『神戸北野異人館店』に行かなくても、台湾で特色のある店が楽しめる」として、「台北漢中店」など6店を紹介しています。日本時代の建物を活用したものもあり、建物も味わえそうです。
 
 台北漢中店(台北市万華区漢中街)1982年に政治団体「中国青年救国団」が建築家数人に依頼して建設した名建築で、「中華民国建築師雑誌賞」を受賞しました。



 



 4階建てで外観は赤レンガ貼り。内部は大量の木材を使い、素朴な雰囲気を醸しています。高い吹き抜けと、天井を支える木の梁と柱、重厚な白色の石の列柱なども目を楽しませてくれます。コーヒーを飲みながら、ゆったりしと寛げそうです。



 



 雲林県虎尾店(雲林県虎尾鎮林森路)は、前身が日本統治時代の「虎尾合同庁舎」で、昭和14年(1939年)の完成。その後、消防署としても使われたため、出動用の「滑り棒」なども残っているとのこと。外観を見ると、お化けが出そうですが、内部は日本時代の木枠の窓が残されており、昔の学校の教室のような雰囲気です(写真は、風伝媒のキャプチャー画面)。



 



 「風伝媒」のページを見ると、詳しい住所が出ています。散歩のついでに、寄ってみては如何でしょうか。
 



(参考)http://www.storm.mg/lifestyle/78110