11月9日(日本時間)に投開票が行われた米大統領選で、共和党のトランプ候補が当選したことについて、中華民国前駐米代表の沈呂巡氏は、中国が密かに喜んでいるとの見方を示しました。風伝媒が伝えました。(写真は、風伝媒のキャプチャー画面)



 



 沈氏は外交官として2014年3月から今年6月まで、中華民国の駐米代表を務めました。



 



 沈氏は、オバマ政権が推進した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「ほぼ望みがなくなった」と述べました。また、トランプ氏が、ロシアとの関係修復に取り組む一方、アジア太平洋は権力の空白に直面すると述べ、「私が北京政府であれば、内心、密かに喜んでいる」と語りました。



 



 ただし、「中国にとって、一面ではチャンスだが、予測不能な米大統領と相対することになる。複雑で困難に満ちた状況の始まりになるだろう」と付け加えました。



 



(参考)http://www.storm.mg/article/187771