高雄市にある国営「205兵器工場」が、米国の銃弾輸入会社「ウルフ・アーモ」社と5年間の契約を結び、5.56ミリ小銃弾を輸出していることが分かりました。上報が伝えました。(写真は、ウルフ・アーモ社のウェブサイトから)



 



 台湾軍が製造する武器弾薬や、個人の装備品が輸出されていることは知られていましたが、特定の民間会社に輸出していることが分かったのは、珍しいということです。毎年、4億台湾元(約15億円)が国庫に入っているようです。



 



 205兵器工場の5.56ミリ弾の輸出が始まったきっかけは2006年のイラク戦争でした。



 



 米軍地上部隊の銃弾使用量が予想を超え、米国防総省が調達拡大のため韓国、台湾、タイの兵器工場の生産能力と品質を比べました。



 



 205兵器工場の製品は、米軍の品質条件を満たすだけでなく、価格も合理的だったため採用が決まり、イラクの戦場で使われました。



 



 2006年から09年間、205兵器工場はイラクの米軍地上部隊のため、5.56ミリと7.62ミリの銃弾5億発も生産し、米軍から感謝状が贈られました。台湾製軍需品の初めての輸出例ともなりました。



 



 ウルフ・アーモ社は2013年初め、当時の高華柱国防相の時代、国防部軍備局と5年間の契約を結びました。



 



 OEM(相手先ブランドによる生産)で、205兵器工場はウルフ・アーモ社から雷管と火薬の提供を受け、オートメーションラインで銃弾を組み立てています。



 



 米国で5.26ミリ弾の相場は1発10台湾元(約37円)以上します。しかし、「ウルフ・アーモ」社との契約では1発5.79台湾元と安価です。



 



 台湾では、土日週休2日制導入で人件費が上昇するため、205兵器工場の5.26ミリ弾は6.95台湾元に値上がりする見通しです。それでも、米国の価格よりかなり安いため、米国の別の銃弾輸入業者多数から、205兵器工場に引き合いが相次いでいるということです。
 



(参考)http://www.upmedia.mg/news_info.php?SerialNo=13235