台湾一番のお金持ちが入れ替わった。米フォーブス誌の台湾資産家ランキングで、食品会社、旺旺集団創業者の王衍生氏が2,400億台湾元(約6500億円)首位に浮上した。昨旺旺集団は50年前、日本からの技術導入で売り出した米菓「仙貝」(センベイと発音)が大当たり。中国に進出してさらに成功し、今ではメディア、ホテル、飲食、医療も営む企業集団に成長した。 第2位は頂新集団の魏応州兄弟。中国で康師傅 (カンシーフ)ブランドのインスタント・ラーメンで大成功した。昨年の4位から躍進した。一方、昨年のトップで、スマートフォンで知られるHTCを築いた王雪紅夫妻は8位に下落した。米アップルと韓国サムスン電子に挟撃され株などの資産が縮小したためという。 電子などハイテク企業が脚光を浴びる中、地味な伝統的製造業2社の躍進に台湾人も驚いている。価格を筆頭に変化が激しいハイテク業界に比べ、昔ながらの製造業の安定感が印象的だ。また、台湾にとって中国こそ成功の鍵であることが、改めて思い知らされた。