陸海空3軍の幹部養成5校の合同卒業式が29日、行われ、3軍総司令官の馬英九総統が出席した。今年は台湾と外交関係がある数少ない国の1つ、ガンビアのジャメ大統領も陪席し、他国の元首が軍学校の卒業式に臨むのは初めてと話題になった。同国留学生12人が台留学しているためだ。 馬総統はここで、ガンビア軍に高速艇3隻を贈ることを発表した。しかし、就役10年の旧式艇で、計わずか2万台湾元(約5万円)。輸送費は100万元かかるため、意味がないとの批判が出た。 外国元首の出席のほか、最後の陸軍士官学校歌の斉唱で、馬総統が今年は大きな口で歌えたことも注目を集めた。口が動いていないと批判が毎年出ていたが、今年はあごが外れそうなほどの口パク。種明かしは式場後方の電光板で、総統のため歌詞が流れた。軍に冷たい総統の汚名が少しは晴れたであろうか。