謝董事長 台湾の経済メディア、財信伝媒の謝金河董事長はこのほど、フェイスブックで、中国観光客数の「雪崩式」の下降は台湾だけでなく日本でも起きていると警告しています。1日付聯合報が伝えました。(写真は聯合報のキャプチャー)

 台湾南部の観光地、墾丁の今年上半期(1~6月)の訪問客は2016年の344万3000人から211万人に激減しました。主に中国客の減少が原因ですが同様のことは日本でも起きているそうです。

 謝董事長は先ごろ北海道の道東地区を旅しました。釧路の女満別空港から入り網走、知床、摩周湖、釧路湿原を巡ったそうですが、観光客の少なさが目立ったそうです。特に中国人ツアー客を目にすることはほとんどなかったそうです。
 
 謝董事長がガイドに尋ねたところ、北海道でも富士山でも中国客が激減しているそうです。場所によっては3~5割も減り、ホテルや観光バス業に打撃を与えているとのこと。

 謝董事長が先月、英国を訪ねたところ、ウィンザー城は中国客が長蛇の列を作っていました。謝董事長は「どの国も、中国人観光客の大移動は各国が必ず直面する課題だ」と話しています。

中国人はツアー旅行もう卒業、個人客にシフト

 筆者の印象だと、日本観光の中国人の主流は個人客にシフトしている感じで、減っているのはツアー客じゃないでしょうか。中国人は日本観光の場合、もうツアー旅行は卒業です。ただ、欧州は旅費が高いのでまだツアーに参加者が多いとみられます。

 上海市民あたりは今や、週末の買い物のため東京、大阪に来ている感じです。スマホ片手に、穴場の飲食店などを積極的に訪ねています。

 東京・御徒町の有名な量販店、多慶屋は一時、中国人客でごった返していました。階上のカバン売り場でスーツケースを買い、階下で食品や化粧品を詰め込むなどの猛者が沢山いましたが、今は以前ほど人気がないようです。今は同じ御徒町でもデパートやユニクロで買い物しています。

 中国人客は金払いはいいですが、欧米客とも需要が違います。筆者の経験だと欧米客よりさらに「和風」が好きな感じ。中国人の個人客を狙った高級で個性的なサービスにシフトするべきだと思います。