toyotaトヨタ自動車の豊田章男社長は2日、中国のミニブログ新浪微博でメッセージの発信を始めたところ、ネットユーザーから「レクサスの中国現地生産を決してしないで」とのコメントが相次いでいます。中国のニュースサイト、澎湃新聞が3日伝えました。

 豊田社長は2日「みなさんこんにちは。今日から新浪微博を開設しました。今日からここで、皆さんと友だちになりたいです」とのつぶやきを発しました。

 レーススーツとヘルメット姿に、白い歯を見せた爽やかな笑顔の写真が添えられており、中国ネットユーザーの間で大反響となりました。

 ミニブログは、トヨタ自動車中国法人のレクサスの関係部門が運営しており、今後もレクサス関連の情報を多くするそうです。豊田社長のミニブログで肩書きも「豊田自動車社長、レクサス首席テストドライバー」となっています。

 ミニブログには早速、延べ3612人がコメントを寄せ、「いいね」を押したユーザーも7700人に達しました。コメントの中で、レクサスの中国現地生産をしないよう求める内容が目立っています。

 「お願いがあります。レクサスの国産をしないでください」「社長さんこんにちは。決して、決してレクサスの中国生産は決してしないで」……という感じ。どれも多くの「いいね」を集めています。

 品質面で中国製は信頼できないので、レクサスは輸入版だけにして欲しいという意味のようです。

 世界的企業のトヨタ自動車のトップが、ミニブログで気さくに語りかけるというやり方はすばらいと思います。日本企業は堅苦しいイメージが強いので、他の企業ももっとやった方がいいんじゃないでしょうか。

 レクサスの直訴コメントの増加で、ミニブログがつむじを曲げた当局に閉鎖されないことを祈っています。