柯文哲ばかやろう 台北市内で19日夜7時に行われたユニバーシアード夏季大会の開会式で、蔡英文政権に反対するデモ隊が入口近くで警察と衝突し選手団の入場を一時妨害する騒ぎが起きました。

 事件を起こしたのは、蔡政権が進める年金制度改革に反対する元公務員、軍人らの団体メンバー約200人。イレンを鳴らしたり発煙缶を投げつけるなどして騒ぎました。

 台湾で久しぶりの世界的スポーツイベントの台北ユニバ。晴れの開幕式を妨害したことに、「台湾のメンツが潰された」として、多くの台湾人が怒っています。

 ニュースメディアの上報によると、主催地、台北市の柯文哲市長もその1人です。(写真は上報のキャプチャー)

 市長のフェイスブックのホームで市民が、市の警備失敗をくどくどあげつらい「ほんとのバカ野郎は誰ですか」とからんできたのに対し、即座に「あなたと反年金改革団体」と名回答。八つ当たり的な返答ながら、多数のネットユーザーから「いいね」を押されていました。

「バカ野朗」という言う方が恥

 上報はこの問題で社説を掲載し、デモ隊による台北ユニバの開幕式の妨害について「台湾のメンツが潰れた」と言い、「バカ野朗」などと民衆を焚き付けるのは、むしろ恥ずかしいと指摘しました。

 陳情者を市中から一掃した北京五輪や、無理に「青空」を演出したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は、人権も民主もない国家だから可能だったのだと述べています。

 社説は、反年金改革団体の元軍人、公務員らが自分の利益だけに固執し、台湾全体の年金を考えないことこそ、批判されるべきだと指摘しました。

 多くの人が楽しみにしていた台北ユニバです。あんな形で妨害するのは、かなりタチが悪い陰険な人々と思います。しかし、社説のいうように「国家のメンツが潰れた」みたいな批判は、やや大時代的な古臭さはありすね。