2017年11月30日大気汚染台湾全土で深刻な大気汚染が起きています。行政院環境保護署は30日、南投県竹山鎮、雲嘉南(雲林県・嘉義県・台南市)地区に大気汚染で6段階で4番目のオレンジ警報、台南市と高屏地区(高雄市・屏東県)に3番目の赤色警報を発令しました。赤色警報の地区では、屋外での活動を控えるよう呼び掛けています。(写真は聯合報のキャプチャー)

 聯合報によると、中興大の荘秉潔教授はフェイスブックで「非常に典型的な国内型の汚染だ」と書き込みました。荘教授によると11月29日にフェーン現象で気温が上がり、エアコンの利用が増加。火力発電所がフル稼働したため、汚染が深刻化したとのことです。

高気圧と風向きで汚染物質滞留

 荘教授によると、中国から張り出した高気圧により東風が強まる影響などで、中央山脈西側で大気汚染物質が滞留し、拡散しにくくなっています。

 今後、高気圧が東に移動すると南東風が強まり、中南部の汚染物質が北部に移動します。しかし、高気圧が台湾を離れると、今度は北東風が吹いて北部の汚染物質が高屏地区に向かうそうです。

 台湾は中国からも大気汚染物質が流入しており、内憂外患といったところです。