2017年12月11日北平 10日付蘋果日報によると、米国駐在の李克新・中国公使は8日、米首都ワシントンで講演し、「米軍艦艇の台湾入港の日が、武力統一を発動する時だ」と述べました。(写真は蘋果日報のキャプチャー)

 李公使は8日、在米中国人留学生、華僑、メディア関係者を招いて、中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)とトランプ米大統領の訪中の状況について報告を行いました。

 李公使は米中関係の将来に言及した際、米軍艦艇が台湾の港湾に入れば、「反国家分裂法」が発動されると指摘。「米軍艦艇が高雄に到着する日は、中国人民解放軍による台湾武力統一の日だ」と述べました。

 米議会は今年11月、「2018年国防授権法」を可決した際、台湾、米軍艦艇の相互寄港について検討を行うよう、国防総省に求めました。中国は強く反発してきましたが、台湾への武力攻撃を公言したのは初めてです。

現在の台湾は1949年の北平、台湾包囲は完了

 海外中国語サイトの多維新聞によると、10日付中国紙・環球時報は、李公使の発言を紹介する社説を掲載しました。

 社説は「米軍艦艇の高雄寄港の日が、台湾武力統一の時」というのは大陸側の厳しい警告だが、レッドラインは1つではないと指摘。「台湾独立の国民投票、国号変更、法理独立などその他の行動に対しても、解放軍は反国家分裂法に基いて海峡を越え、上陸して台湾全島を制圧し、武力で分裂状況を終わらせる」と述べ、台湾独立志向の現政権を強くけん制しました。

 社説はその上で「現在の台湾は1949年の北平(北京)だ。大陸側による包囲は完了している」などと書いて、台湾独立は風前の灯火であることを強調しています。