イノウエのたいわんブログ

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タグ:民進党

 2018年9月25日雄台湾紙・聯合報が24日発表した高雄市長選挙に関する世論調査の結果で、民進党の陳其邁候補を支持するが34%、国民党の韓国瑜候補を支持するが32%で伯仲しました。(写真は聯合報のキャプチャー)

 韓候補は、「支持を決めていない」が3割もあり、今回の選挙で最大の変数だとのべ、気を引き締めています。

 陳候補の選対事務所の広報担当者、李昆沢は「世論調査は実施機関により結果が異なる。いずれも参考になる」と話しています。

 調査結果によると、合併前の旧高雄市は陳候補を支持するが37%で、韓候補の32%をリードしました。旧高雄県では陳候補支持が33%、韓候補支持が31%と接近しています。

 韓候補は、青物市場運営会社の台北農産運銷の元総経理。農漁民の期待が高いことが、旧高雄県地区の支持の高さに結びついてるとみています。
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 2018年8月30日馬11月の地方選挙が近づく中、国民党分裂の恐れが高かった新竹県長選挙で、離党して出馬する方針を表明していた林為洲・国民党立法委員(議員)が29日、立候補を断念しました。(新頭穀のキャプチャー)

 ニュースメディアの新頭穀によると、林為洲氏の出馬断念は、馬英九前総統と王金平前立法院長(国会議長)が一致して奔走したことが大きかったようです。2人は不倶戴天の政敵で、2013年9月に激しい政争を演じました。

 馬前総統は、恩讐を超えて協力したのかとの記者の質問に「王金平氏の協力があったかどうかは知らない。みんなで一致して協力することは良いことだ」と卒なく答えています。

 ニュースメディアの信網によると、林・立法委員は、世論調査でそれなりの支持を集め、立候補に意欲的でした。しかし、新竹県は国民党と同じ青陣営で実力派の徐欣瑩・民国党主席が立候補を表明しており、林氏が出馬すれば分裂し、民進党など緑陣営に漁夫の利を与えることになります。

 国民党の呉敦義主席は激怒し、当初は党除名をちらつかせていましたが、次期立法院選挙で候補者名簿への登載を約束することで、林・立法委員に出馬を断念させました。背後には馬前総統と王前院長の尽力があったもようです。

 11月の地方選挙では、青陣営は台南市長選も分裂の恐れがありましたが、無党派での立候補に意欲を示していた前台南市警察局長の陳子敬氏が29日出馬を断念しました。

 国民党など青陣営は、11月の選挙に向け、着々と団結を強めています。

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 今年七月十五日に予定される台湾与党、民進党の執行部である中央執行委員(中執委)・中央評議委員(中評委)の改選は、期限の六月十五日までに届け出た候補者数が議席数と同じ四十一で、同党の史上初めて無競争となることが決まった。同党関係者は、今年末の統一地方選挙を前に党の団結を優先したと説明している。


 総統府秘書長に就任した同党の重鎮、陳菊・元高雄市長が、周到な根回しで候補者を事前調整した。二年前の改選時、中執委の選挙で選ばれる最高執行部の中央常務委員(中常委)十人のうち最大派閥の新潮流派が三人を占め、中評委主任委員のポストも手に入れた。元行政院長の謝長廷氏(現・台北駐日経済文化代表処駐日代表)が率いる派閥は、中常委メンバーが史上初のゼロとなり、党内にしこりを残した。今回は陳秘書長と党秘書長洪耀福氏のあっせんで、新潮流派が中常委のポスト一つを投げ出すことに同意、各派閥が矛を納めた。


 陳菊氏は、党内の求心力低下に悩む蔡英文総統から三顧の礼で秘書長就任を請われ、格下ポストへの就任を周囲から強く反対されたが、押し切って就任した。陳氏の手腕は、蔡総統の期待通りといえそうだ。


ただ、同党史上初の無風選挙には批判も出ている。病気療養のため仮釈放中の陳水扁元総統はフェイスブックで、事実上、選挙権が奪われる上、選挙の透明性も残っているとして「民主主義の大後退」と強く批判した。


 陳元総統によれば、統一地方選挙で民進党の敗北はほぼ確実。「党内安定」を理由に異論を封じ、党主席・蔡英文総統の責任論を回避するための布石だと断じた。


 2018年6月7日蔡NGO「台湾守護民主平台」がこのほど発表した世論調査の結果によると、発足から2年目の蔡英文政権の実績について、与党・民進党の支持者の50%が「満足していない」と答えました。

 「満足している」は46.8%で、民進党支持者で「不満」が「満足」を上回ったのは初めてだそうです。(写真は上報のキャプチャー)

 国民党支持者だと「満足していない」が97.6%、民進党と同じく台湾独立志向の緑派の野党、時代力量の支持者も78.4%が不満を表明しました。無党派層でも不満足の割合は87.4%に達しました。

 蔡政権への不満は、党派を超えて広がっています。市民の切実な要望に応えていないことが要因とみられます。

少子高齢化対策に不満

 最大の不満の1つは、介護など高齢化対策と、保育や幼児教育など少子化対策が不十分なことで、8割が不満を感じています。

 また、やはり8割もの回答者が、総統に立法院(国会)での報告を義務付ける憲法改正を求めていますが、実現していません。

対中政策には諦めムード

 焦点の対中政策では、蔡政権が否定する「92コンセンサス」に対し、反対する回答者が減少しています。

 「92コンセンサス」は、1992年「1つの中国原則」に関し中台が口頭で達成したとされるもの。

 支持政党別では、対中統一派の新党支持者は100%、国民党支持者の84.9%が賛成する一方、台湾独立志向の社民党は92.9%、時代力量は77.5%、民進党は77.4%が反対です。

 ただ、昨年の同じ調査で「92コンセンサス」受け入れ反対が56.6%だったのに、今年は46.7%に低下しました。台湾人の生命、財産の不利益を避けるため、受け入れもやむなしと考える人が増えているようです。
 
 一方で、台湾の民主体制を防衛するための努力が足りないと考える回答者も8割近く、特に20~29歳では85.4%に達しました。

 軍事だけでなく、経済、文化、教育などあらゆる面で行われる中国の浸透に、台湾の民主体制を守るための対抗が不十分と考えてます。

 蔡英文総統の対中姿勢は頼りないため、諦めムードが漂い始めたということでしょうか。

 中国に対抗する上で、「現状維持」を唱えたり、「92コンセンサス」を否定したりという消極姿勢でなく、もっと強くリーダーシップを発揮して欲しいというのが、今回の調査結果に表れた民意のようです。
 

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2018年5月9日柯 ニュースサイトの上報によると、与党・民進党内に「柯文哲・台北市長嫌い」がまん延しています。民進党の台北市の末端組織で、柯市長の中国寄りの姿勢や、不用意な発言が続いていることに反発が高まっており、「反柯文哲ムード」は中南部のその他の都市の同党末端組織にも拡散しているそうです。(写真は上報のキャプチャー)

 同党関係者によると、「蔡英文氏が、2020年の総統選挙で柯文哲氏の立候補を恐れ、台北市長選は柯氏に譲った」とのうわさが民進党の末端組織で拡散し始めました。

 党指導部は、蔡総統の威信に関わるため、うわさを看過できなくなりました。台北市長選で柯市長を切り捨て、独自候補を立てる可能性が高まっています。既に同党の選挙対策チームが柯氏を呼んで、柯市長に譲らない可能性もあると告げたそうです。

 柯市長は長らく民進党の支持を疑わず、自信満々でしたが、今月初めに同党の変心を知らされ、痛くショックを受けたそうです。

無党派層の取り込みに自信

 ただ上報によると、柯市長は、2014年の初当選時と同様、民進党でも国民党でもない無党派層の支援により、民進党の応援がなくても今年末の市長選に勝利できるとみているようです。

 台北市の有権者のうち民進党と国民党が各30%、無党派層が40%を占めています。両党の争いに嫌気がさしている有権者も多く、無党派層とともに柯市長を支持する可能性があります。

 柯市長はさらに、国民党支持者のうち、熱心とまでは言えないシンパ層、知識層、経済人が自身に投票するとみています。市長が行った世論調査では、支持率は有権者の55%に上るそうです。

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