イノウエのたいわんブログ

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タグ:行政院原子能委員会

 2018 年3月7日hedian行政院原子能委員会は5日、第2原子力発電所2号機(新北市)の運転再開を許可しました。台湾電力の楊偉甫董事長は、「4月には送電を再開し電力供給を増やせる。石炭火力発電を減らす余地が大きくなる」と述べました。聯合報が伝えました。(写真は聯合報のキャプチャー)

 台湾の与党・民主進歩党(民進党)と政権は、2025年までの脱原発実現を国家目標にしており、運転再開には疑問の声が挙がっています。頼清徳・行政院長は、国家目標には影響しないと説明しています。第2原発2号機についても、大規模修理終了後の通常の運転再開で、いったん休止を決めた後の再稼働ではないことを強調しました。

「電力供給不足は起きていない」と答弁

 野党・国民党の柯志恩立法委員(議員)は立法院で、この時期に原発の運転再開を許可したのは、電力供給不足が原因かと質問しました。頼院長は「現在、国内の電力供給は需要を上回っている。発電容量を引き上げたいだけ」と語り、「電力供給不足」の言い方は当てはまらないと答弁しました。

 国民党は、第2原発2号機の運転再開を前に国民に謝ることと、使用済み核燃料の処理方法について説明するよう求めています。

 有力野党、時代力量の黄国昌・立法委員は、2号機の運転再開について「理解も賛同もできない。少なくとも運転再開前に(原発の安全を所管する)立法院教育文化委員会の公聴会を開き、専門家や住民の声を聴くべきだ」と述べました。

★参考情報★
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2018 年2月5日第二原発 故障のため600日余り停止している台湾第二原子力発電所(新北市万里区)について、台湾電力は5日、行政院の指示で再稼働の準備を始めたことを明らかにしました。近く行政院原子能委員会に再稼働を申請するということです。蘋果日報が5日伝えました。(写真は蘋果日報のキャプチャー)
 
 第2原発は2016年5月、大規模修繕を終え送電を始めた直後に緊急停止しました。台湾電力によると、避雷設備が経年劣化で故障しショートしたことが原因でした。台湾電力は修理を終え、行政院原子能委員会も16年末に審査を終えましたが、立法院の専門委員会の要請で停止が続いていました。

 台湾の原発は第一から第三まで3カ所あり、6つの発電設備が設置されています。現役は第二原発2号機と第三原発の1、2号機です。第一原発の1、2号機は故障に加え使用済み核燃料プールが満杯であるため停止しています。うち1号機は、今年末に運転期間が満了しますが、今のところ延長や再稼働の予定はありません。

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