太平洋側北部の宜蘭県太平山にあった森林鉄道が、30年ぶりに復活することが決まった。同山は日本統治時代に台湾3大林場の1つとなり、木材搬出のため1913年に鉄道が開通した。小ぶりの蒸気機関車が客車もけん引して36キロを走り、通勤通学の足としても長く愛された。 車 ...
2012年03月
漫画「烈火の中の二・二八」が発売、まるで独立戦争だ
台北の有名書店で。国民党政権と台湾人が争った二・二八事件の顛末を詳しく書いている。台湾人側がみな美男美女、国民党側は全員が悪党づらなのは笑ってしまう。 漫画の内容が事実なら、二二八事件は治安事件の域をはるかに超え、旧宗主国と武装した旧植民地人との内戦だっ ...
検察の広報は日本よりオープンだった―日本人のマルチ商法事件で取材
日本企業がマルチ商法で、市民1000人から、28億円も吸い上げる事件が起きた。台湾では日本人に対する信頼が厚いが、これを利用した恥ずべき犯罪だ。 その絡みで、初めて台湾の検察に行ってみた。広報担当の検事がいて、その個室は出入り自由。日本よりオープンだ。被 ...
オートバイ修理店の老人、楷書の日本語にびっくり
自宅の4階建てアパートの1階は店舗で、オートバイの修理屋がある。油で黒ずんだコンクリートの床と壁。片隅に250CCの年代物がでんと置かれ、赤い字で「売り物」の札。台北でバイクは庶民の足だから、ぽつぽつ客が寄る。灰色の作業服の老店主がいつも店先に腰掛けてい ...
ちゃんと駆け引きの場になってる、台湾の刑事裁判
日本人によるタクシー運転手暴行事件の取材、初めて台湾の刑事裁判を傍聴した。日本の刑事裁判は口頭主義なので、検事や弁護士がひたすら書面を読み上げていく。 台湾も建前は口頭主義らしいのだが、実際は3者で判決文の字句を詰める作業を法廷で延々と続ける。「検察官は犯 ...