2014年3月18日から立法院占拠するなどした「ひまわり学生運動」に対する支持を交流サイト(SNS)のフェイスブック表明した、台湾の女性タレント、陳艾琳さん(27)について、出演が決まっていた中国映画の監督から契約を解除された上、永遠に起用しないと申し渡されるという騒ぎが起きました。香港星島日報が伝えました。(写真は、中央社のウェブサイトのキャプチャー画面)
陳さんは「ひまわり学生運動」の際、フェイスブックで「私は台湾人で、台湾は私の国だ。中国本土の市場を失い、人民元が稼げなくても関係ない」などと書き込んでいました。
陳さんはこのほどミニブログで、中国本土の映画「ガールフレンド販売機」への出演が決まったことを宣伝すると、中国本土のネットユーザーから「言行不一致」を責める声が次々に挙がり、「台湾独立派」が出演する映画をボイコットせよとの呼び掛けも行われました。
陳さんは22日、「今回の中国本土での映画撮影は、監督らスタッフが自分の政治的立場を尊重し、機会を与えてくれた。お互いに尊重する中で、仕事の機会がもらえたことは嬉しいことだ」とのコメントを発表しました。
しかし、ネットユーザーの批判は激しさを増しました。批判の矛先が映画の撮影スタッフに向かい、陳菱思監督が男女の感情から政治的立場を調べもせず、陳さんを起用したなどと書きたてました。
結局、陳監督は「誤り」を認め、陳さんとの出演契約を即刻解除し、「祖国を分裂し、領土の保全を破壊するタレント」は、永遠に起用しないと宣言しました。
陳さんは既に、中国本土を離れたということです。
(参考)http://www.cna.com.tw/news/amov/201610240234-1.aspx
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