ノートパソコンを主力とする台湾のEMS(電子製品の製造受託サービス)大手、仁宝電脳工業(コンパル)の「スマートデバイス事業群」(SDBG)は8日、中国本土の重慶市で、身体に装着して利用するコンピューター端末「ウエアラブルデバイス」を生産することを決めました。スマート・ウォッチ、バーチャルリアリティ(VR)端末などを生産するそうです。新華社が伝えました。



 



 SDBGは、コンパルでスマートフォン、タブレット端末、ウエアラブル端末など新型電子製品の研究開発、デザイン、生産などを行っている部門です。



 



 重慶には宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)やEMS大手の鴻海精密工業、仁宝電脳工業など台湾勢のほか、パソコン世界大手のヒューレット・パッカード(HP)も進出しています。



 



 コンパルのSDBGは、重慶市の両路寸灘保税港区でウエアラブルデバイスの生産を行う予定です。同区の関係者は、スマホ、タブレット、スマート・ウォッチなどをつくる他のメーカーが進出する呼び水になるのではないかと期待しています。



 



(参考)http://www.cq.xinhuanet.com/2016-11/08/c_1119873428.htm