中央社によると、中国当局が台湾独立支持派とみなす台湾企業「緑色台商」に対し圧力を加え始めたようです。(写真は、事件を伝える中央社のウェブのキャプチャー)
レストラン・チェーンの海霸王は5日、新聞に「1つの中国の原則を支持する」との考えを表面する1面広告を出しました。
海霸王は、中国本土に早くも1994年に進出しています。22年もたって、中国当局から台湾独立志向のある民進党支持とみなされ、旗幟鮮明にするよう圧力をかけられたものとみられます。
江蘇省昆山市で事業を営む台湾企業家によると、中国の各地方当局は台湾企業1つ1つの政党支持状況を把握しているものの、これまで圧力を掛けたことはなかったそうです。
蔡英文政権が5月20日に発足し、中台政策を変更したため、中国側も「行動する必要がある」と考えたものと思われます。
台湾の中国文化大学社会科学院の趙建民院長は「ビジネスは、政治を持ち込まないことで、長く続けられる。台湾は与党が交替するのだから、なおさらだ」と述べ、ビジネスと政治を結びつける中国当局のやり方に反発しています。
(参考)http://www.cna.com.tw/news/acn/201612050412-1.aspx
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