台北の高級住宅街の1つで、外国人の住民が多い、天母地区の有名イタリア料理店が、台湾人をバカにしたとしてネットで猛批判を受けました。おまけに違法建築であることが分かり、市当局が6月、撤去することになったということです。東森新聞が伝えました。(写真は、東森新聞のキャプチャー)



 



 イタリア料理店は「iL Mercato」といい1カ月前にオープンしたばかり。天母地区のメインストリートである忠誠路にあります。おしゃれな外観、内装で、お客の半数以上は外国人だそうです。



 



 数日前、お客の1人が、ワインの代金が余計に請求されたため質したところ、詫びを言われるどころか逆ギレされ、「台湾人に良い酒は似合わない」と言われたそうです。



 



 この客が、この「台湾人蔑視事件」としてフェイスブックに書き込んだところ、多くの民衆の怒りを買ってしまいました。



 



 店側は「お客が欲しかったワインがなかったので、同じ産地のものを出した。また、蔑視の発言はしていない」と反論しています。



 



◆違法建築であることも分かる



 



 おまけにこの店の建物が、違法建築であることもバレ、市当局が6月1日に撤去することを決めました。



 



 建物の敷地は法律で、一定の空き地を確保することが義務付けられているのに、守られていないということです。



 



 店側は「既存の建物に入居し改装したもの。どの部分が違法に当たるか明らかにしたい」と説明しています。