ニュースメディア「美麗島電子報」が5月2日に発表した世論調査の結果によると、蔡英文総統に対する若者の支持が急落しており、20~29歳だと「支持しない」が45.3%、「満足していない」が63.3%に上りました。上報が伝えました。



 



 与党・民進党は5日、記者会見で、世論調査の方法に疑義を示した上、同党独自の調査では、20~29歳の年齢層で「支持する」が64%に達したと反論しました。



 



 同党の徐佳青副秘書長は「一般の世論調査は、従来型の住宅の固定電話で行うため、若者に接触しにくい。民進党は固定電話と携帯電話を半々にして、誤差をなるべく小さくしている」と話しています。



 



 徐副秘書長は会見で、蔡総統への不満が高まっている理由を聞かれたのに対し「民衆の不満の原因は、改革のスピードが遅すぎこと、一部の改革の範囲が狭すぎることだと思う」と述べました。



 



◆明日選挙なら郭台銘氏が完勝



 



 もし明日、総統選挙を実施すれば、EMS(電子機器受託生産)世界最大手の鴻海精密工業が完勝すると、メディアの一部が伝えたことについて聞かれ「仮定の問題に対し、説明や回答を行っても意味はない」と話しました。



 



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