20230413飛行 ロイター通信によると、中国が4月16~18日、台湾北方空域に飛行禁止空域の設定を計画していることを消息筋4人が明らかにした。設定の理由は不明という。航空便の運航に影響がでる可能性がある。台湾の中央通信社が12日伝えた。(写真はRFAのサイトの画面)

 台湾交通省は12日午後、台湾が抗議したところ、中国の民用航空当局は「宇宙活動」を理由に、飛行禁止の時間を16日午前9時半から57分間に改めた。

 中国は、台湾の蔡英文総統が米カリフォルニア州で、連邦議会下院のマッカーシー議長と会談後に台湾周辺で軍事演習を行ったが、10日に終了を宣言した。

 韓国交通省は、飛行禁止空域の設定は、人工衛星の打ち上げに伴い、落下物が予想されるためとみている。

 関係者によると、飛行禁止空域の設定により北東アジアと東南アジアに関連する航空便の6~7割と、台湾と韓国、日本、北米間の航空便の往来が影響を受ける。

 フライト運航助言会社OPSGROUPによると、中国が昨年8月の軍事演習の際、飛行禁止空域を設定した結果、周辺地域の航空便に大きな影響が出た。一部の便は、当初の予定を上回る量の燃料を搭載せざるをえなかった。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/st1-04122023070835.html
https://www.cna.com.tw/news/acn/202304120201.aspx
https://www.cna.com.tw/news/ahel/202304135001.aspx


◇参考情報