台湾の中央通信社によると、エリー・ラトナー米国防次官補(インド太平洋安全保障担当)ら国防総省高官が19日、米議会下院の軍事委員会で証言し、中国が台湾を封鎖しても失敗する可能性が高く、台湾に軍事侵攻しても成功の難度は極めて高いと証言した。

 中国は近年、台湾周辺での活動を強化しており、米中央情報局(CIA)バーンズ長官も今年2月初め、中国の習近平国家主席が2027年までに台湾侵攻の準備を完了するよう命じたと述べた。

 ラトナー国防次官補によれば、中国が台湾を封鎖すれば、友好国が台湾向けの物資を調達する時間を与える。また、台湾封鎖は経済に深刻な衝撃を与え、世界が中国への対抗を決意してしまう。ラトナー氏は「封鎖は恐らく成功せず、中国には情勢悪化のリスクをもたらす」と述べた。

 また、米統合参謀本部のジョセフ・マギー少将は、中国軍の侵攻ついて「台湾に対する正面からの上陸や水陸両用部隊による侵攻は極めて困難で、奇襲攻撃も不可能」と指摘。「中国は東部の海岸に数万から十数万の部隊を集結させる必要があり、明らかなシグナルとなる」と語った。

 マギー少将は「解放軍が台湾に侵攻使用しようとしても、絶対に容易ではない」と指摘した。


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