20231117山東 台湾の中央通信社によると、中国海軍の航空母艦、山東を中心とする艦隊が、台湾南東沖での演習を終えた後、台湾海峡を通過した。台湾国防省の張暁剛報道官は「演習は艦隊の作戦能力の向上が目的。定例的な動きで、今後も類似の演習を繰り返すとの見方を示した。(写真は防衛省統合幕僚監部の広報文より)

 防衛省統合幕僚監部によると、中国海軍の山東などが10月28日から11月5日まで、宮古島南方の太平洋を航行しているのを確認したと発表した。それによれば同部は、山東の艦載戦闘機による発着艦を約420回、艦載ヘリの発着艦を約150回確認した。

 淡江大学国際関係戦略研究所の林穎佑助理教授は、中央通信社に対し、中国軍の最近の演習は「艦隊先行、航空機群は事後」という特徴があると指摘。台湾攻略計画に基づき「艦隊が台湾を封鎖した後、爆撃機で台湾を攻撃する動きをシュミレーションしている」と語った。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202311160312.aspx

https://www.mod.go.jp/js/pdf/2023/p20231106_01.pdf