米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは24日掲載の社説で、中国の習近平国家主席が台湾奪取の野心を捨てておらず、特に来年1月の台湾総統選挙への干渉しようとしていると指摘し、バイデン米大統領に危機の爆発を防ぐため台湾の武装を急ぐよう呼びかけた。

 習主席は、11月15日に米サンフランシスコで行われたバイデン大統領との会談で、台湾への軍事支援と総統選で与党、民進党に有利となるような干渉をしないよう警告した。中国は一方で、台湾人が国民党を支持するような宣伝や軍事的な威嚇を行っている。

 社説によれば、来年、米国で大統領選挙が行われる際、習近平主席が米国内の分裂に乗じて台湾を攻撃する恐れがある。習主席は2027年の台湾侵攻を準備するよう軍に告げしたが、中国経済の苦境と日本など近隣国の防衛力強化で、侵攻のチャンスが失われつつあることを感じている。

◇出典

https://www.wsj.com/articles/taiwan-election-china-kuomintang-democratic-progressive-party-xi-jinping-172258b2?page=1

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/9-11252023160618.html