2024年1月16日ナウル米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾で総統選挙が行われ民進党の頼清徳氏が当選した直後の15日、南太平洋の島国ナウルが中国との国交樹立を宣言した。台湾の外務省は、国家の尊厳を守るため即日、ナウルとの外交関係を断絶すると宣言した。(写真はRFAのサイト)

 台湾外務省によれば、中国とナウルの国交樹立は、わざと台湾総統選挙直後に行われたもの。同外務省は、強権的な中国による台湾への嫌がらせだとして中国を非難した。 

 台湾外務省によれば、ナウルは巨額の財政不足のため台湾に経済援助を求める一方、中国にも支援を要求。台湾は長年、多くの分野で協力してきたが、ナウルが中国の威嚇と利益誘導に負けたという。
 台湾は2023年にホンジュラスと断交。ナウルとの断交により、国交がある国は12カ国に減った。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202401155002.aspx

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/st-01152024014703.html

パナマが台湾と断交、中国と国交樹立へ