
台湾国防部の陳中吉報道官は「地図の内容はすべて、公開資料から収集したもの」とした上、台湾軍の保秘はしっかり行われていることを強調しました。一方、地図の内容の真偽について国防部は確認を避けました。
地図は台湾陸軍の3大軍団、3大指揮部、ミサイル指揮部のほか、海軍、空軍の基地所在地、編成、兵力などが細かく記されています。さらに「台湾地対地ミサイルのカバー範囲」、「台湾の海洋センサーインフラ、防空・ミサイル防衛システム」「台湾防空ミサイルと天剣ミサイルのカバー範囲」などの図も添えられています。
聯合報の取材に対し、同研究所は地図の情報源について「公開の情報とルートから入手した」と述べました。
台湾軍の把握情報が少ないことこそ問題
台湾軍の把握情報が少ないことこそ問題

地図は同研究所のサイトから無料でダウンロードできるほか、大型の印刷版も3000人民元(約5万円)で売っているとのことです。
同研究所は2001年「米国軍事サイト」として発足し、2008ねに研究所に改組。13年4月に設立許可を得ました。本部は江蘇省江陰市。北京にも支部があります。