台湾紙・聨合報によると、台湾の中央災害即応センターは10月31日、非常に強い台風21号（コンレイ）による災害で、台湾全土で2人が死亡、515人がけがしたと発表した。　また、全土の85万1271世帯が停電し、同日午後9時現在も10万4665世帯が復旧していない。インフラ施設の損壊や街路樹が倒れるなどなど6917件の災害が起きた。行方不明のチェコ人夫妻は救助された。

　死者2人は、南投県で倒れた街路樹の下敷きとなった小型トラックに乗っていた女性（56）と、台北市で倒れた電柱の直撃を受けた二輪車の男性運転手（48）。いずれも病院搬送後に亡くなった。

　台湾東部の観光地、太魯閣（タロコ）国家公園で行方不明になっていたチェコ人夫婦は、内政省航空隊のヘリに救出され無事だった。