台湾メディアの風伝媒によると、台湾衛生福利省疾病管制署は5日、類鼻疽菌の感染で起こる人畜共通感染症、類鼻疽(メリオイドーシス)の患者4人を前週に確認したことを明らかにした。今年、台湾で感染した患者は計105人でうち死者は計21人。ともに過去最多となった。
前週の患者4人は、高雄市が3人、台南市が1人で、年齢は60代から70代。類鼻疽は、台風の後に感染拡大が起きやすくなる。土壌中の類鼻疽菌が、台風の影響などで地面に現れるためとみられる。同署は、台風21号(コンレイ)の影響で、今後1カ月は類鼻疽の感染リスクが高まるとみて注意を呼びかけている。