英議会下院は28日、台湾の国際的地位に関する決議案に関する討議を行い、全会一致で可決した。決議案は、1971年10月の国連総会2758号決議(アルバニア決議)をめぐり台湾に地位に対する中国の解釈を否定した。台湾の中央通信社が伝えた。

 決議案は「アルバニア決議」について、台湾には言及していないこと、台湾の政治的地位を決めていないこと、中国の台湾に対する主権を確定したものではないことを指摘した。

 国連2758号決議は「国連における中華人民共和国の合法的な回復」と「中華民国代表の追放」を承認した。中国は同決議により、台湾の政治的地位の問題も同時に解決し、台湾が中国の一部であること決まったとの解釈を主張している。

 英下院の決議案は、中国の解釈を曲解として否定したことになる。同様の決議案は、オーストラリア、オランダ、欧州連合(EU)、カナダの議会でも可決している。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202411280422.aspx

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202411290005.aspx

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/jz-british-parliament-rejects-china-s-un-claims-on-taiwan-11282024131333.html