25年2月2日ディープシーク米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、台湾行政院のデジタル発展省は1月31日、中国の新興企業が低コストで開発した、高性能の生成人工知能(AI)「DeepSeek(ディープシーク)」を台湾の公的機関と基幹インフラで使用しないよう、政府各省に注意を促した。(写真はVOAのサイト)

 中国政府は台湾への主権を主張。航空機と艦艇を台湾周辺の空海域に絶えず出動させ、台湾への軍事的圧力を高めている。台湾の民進党政権は、中国の製品はいかなるものでも安全保障上の懸念があるとみて注視している。 

 デジタル発展省はコメントで「ディープシークは中国の製品であり、データの国外伝送や情報漏洩など、サイバーセキュリティ上の疑念がある。国家の情報の安全に危害を加える製品だ」と指摘した。

 同省のコメントはさらに「関連業務の担当者は、公務上の機密、個人と団体が公開に同意していない情報を、生成AIに提供してはならない」と強調した。

 韓国政府の個人情報保護機関は1月31日、ディープシークに対し、ユーザーの個人情報を収集と管理体制について説明を求めた。

◇出典


https://www.voachinese.com/a/taiwan-says-government-departments-should-not-use-deepseek-citing-security-concerns-20250131/7958114.html