台湾の中央通信社などによると、台湾・台中市西屯区にあるデパート、新光三越百貨台中中港店で14日午前11時33分ごろ大規模なガス爆発事故があり、観光中のマカオの一家や従業員4人が死亡、37人が重軽傷を負った。（写真は中時新聞網のサイト）

　爆発は内装工事のため閉鎖中の11～12階のうち12階付近で発生。観光で現地を訪れ路上を歩いていたマカオの一家7人が落下物に直撃され祖父母が死亡、2歳児ら5人がけがした。12階で男性従業員（34）、11～12階の階段室で女性従業員（24）がそれぞれ死亡した。

　台湾の頼清徳総合は13日、卓栄泰行政院長（首相）が内政省消防署に救助隊員の動員、衛生福利省に医療資源の提供などを指示したことを明らかにした。また、関係機関に原因解明を急ぐよう指示したことも明かした。

　警察は13日夜、工事関係者とガス会社、欣中天然気の従業員、新光三越の従業員ら20人を警察に呼び事情を聴いた。うち12人は検察に送られ、事故原因の究明のための事情聴取を受けた。

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