台湾の中央通信社によると、台湾の最大野党、国民党の朱立倫主席が7日、頼清徳総統のを「ヒトラーと同じことをしている」と批判した。大使館に相当するドイツ在台協会が声明を発表し「歴史的感受性を欠いた例えだ」と批判した。

 同協会は同日夜、SNS(交流サイト)を通じて「現在の台湾を国家社会主義の暴政と比較することはできない」と表明。国民党に対して「不適切で歴史的感受性を欠く類比は避けるように」と呼びかけた。

 台湾の陳明祺外務次官は8日「ドイツは第二次世界大戦後、独裁によってもたらされた苦しみを深く反省しており、自国の歴史について声明を出した。我々はこれを尊重する」と述べた。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/aipl/202505080068.aspx