25年5月16日統一戦線 台湾で対中政策を所管する大陸委員会(陸委会)は15日、中国共産党による台湾への統一戦線宣伝活動に協力した疑いで、台湾出身の芸能人20人以上を調査対象としたと発表した。対象は、中国軍の軍事演習や「武力統一(武統)」を支持・鼓舞する投稿をSNSなどで拡散した人物であり、台湾政府はこれを「レッドライン」と位置づけている。北米の中国語メディア、世界新聞網が伝えた。

 具体的には、歌手の王心凌さんが2024年に「統一支持・反台独」を表明した中国中央テレビ(CCTV)の投稿を微博で拡散したほか、女優でチェロ奏者のオウヤン・ナナさんが「私は中国人」「台湾は古来中国の領土」などの発言・投稿を行っていた。また、アナウンサーでタレントの侯佩岑さん、歌手の張韶涵さん、俳優の呉慷仁さんも「台湾必ず帰属する」との武力統一を支持する宣伝画像を再投稿していた。 呉慷仁さんは中国の芸能事務所「壱心娯楽」に所属しており、中国進出後もたびたび物議を醸していた。

◇出典

https://www.worldjournal.com/wj/story/121475/8743542?from=wj_maintab_cate