蔡前総統が英母校で講演 米関税政策へ対応に自信 2025年05月19日 17:00 台湾の中央通信社などによると、台湾の蔡英文前総統は17日、母校の英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で講演を行い、米国の対中関税政策など世界貿易秩序の変化に触れ、「台湾はこれまで何度もグローバルな通商体制の変化に対応してきた。そうした経験があるからこそ、米国による貿易赤字是正のための関税政策にも自信を持って臨める」と語った。 今回の訪英では、英議会やケンブリッジ大学での講演に加え、学生時代を過ごしたLSEにも足を運び、当時の思い出を振り返った。蔡氏は、「LSEを訪れたのは10年以上ぶり。総統を8年間務めた後に再び母校に戻ることができたのは、自分にとって非常に意義深い」と述べた。 蔡氏はLSEでの講演で、台湾の現政権が米国と建設的な対話を進め、産業の構造転換を支援しつつ、国内経済や金融の安定を維持し、国際競争力を高め続け、世界の通商体制に貢献していくとの見方を示した。 カテゴリなしの他の記事 < 前の記事次の記事 >