25年5月27日世論 台湾の美麗島電子報が26日に発表した最新の全国世論調査によると、就任1周年を迎えた頼清徳総統の施政満足度は「満足」が46.3%、「不満」が45.8%と拮抗し、いずれも前月から微減・微増となった。一方、卓栄泰行政院長(首相)の施政満足度は前月比6ポイント減の37.4%となり、不満は41%に達して就任以来2番目に高くなった。台湾の聯合報が伝えた。

 頼氏の信頼度では、48.5%が「信頼する」と回答(うち「非常に信頼」19.1%、「やや信頼」29.4%)、41.3%が「信頼しない」(「非常に不信」26.3%、「やや不信」15.0%)と評価が分かれた。地域・層別では、雲嘉南地域や70歳以上、学歴が中学以下、支持層が民進党系の有権者で頼氏への満足・信頼は55%超。一方、台北市、桃竹苗や東部・離島地域、30~39歳と50~59歳、専門学校卒の学歴層では不満と不信が上回った。

 卓氏については、70歳以上や民進党支持層では満足度が54%を超えたが、台北市や50~59歳、専門学校卒、民衆党や国民党支持層では不満が53%以上と高い。特に注目されるのは、頼氏の施政に満足している層のうち、卓氏に満足しているのは73.5%にとどまり、内閣のパフォーマンスに対する期待とのギャップが浮き彫りになった。

◇出典

https://udn.com/news/story/6656/8765754