25年6月12日館長台湾メディアの風伝媒によると、上海を訪れている台湾の人気ネット配信者「館長」こと陳之漢さんが11日、現地からライブ配信を行い、最大で20万人以上が同時視聴するなど、大きな反響を呼んだ。 

 北米の中国語ニュースサイト、世界新聞網によると、現地の中国人観光客からは好意的に迎えられ、握手や写真撮影を求められる場面も相次いだ。中には「柯P(台湾民衆党の前主席・柯文哲氏)を助けてください」と声をかける者もおり、陳は「必ず助けます、ありがとうございます」と応じた。陳はこの旅について、自らの意思とチームの同行で実施した自由旅行とされる。

 中国国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は、11日午前の定例会見で「旅が順調であるよう願っている」と述べたうえで、台湾のネット配信者を含む台湾の人々が中国大陸でさまざまな体験をすることを歓迎し、「善意と客観的な視点で経験を共有し、相互理解を深めてほしい」と述べた。また、館長の訪問が中国側の招待によるものかという質問には「陳氏が自ら旅行のために訪中したと理解している。活動は法律に従って行われている」と説明した。

 風伝媒によると陳さんは、上海の都市インフラに感嘆し、台湾与党民進党の中国への過小評価を批判した。医師で時事評論家の沈政男は、フェイスブックで「館長は民進党が築いた『両岸(中台)の見えない壁』を蹴り倒した」と題した投稿を行い、陳さんの行動が台湾社会に与える影響の大きさを指摘した。

◇出典

https://www.storm.mg/article/11044972

https://www.worldjournal.com/wj/story/121220/8799932?from=wj_catelistnews