
防衛省関係者によれば、6月7日と8日に中国軍の戦闘機が日本の哨戒機に接近する事案が発生した後、12日に「たかなみ」が台湾海峡を通過し、航行時間は10時間以上に及んだ。同艦はその後、フィリピンのルソン島沿岸に向かい、14日にはフィリピン海軍との合同演習を実施した。これに対し、中国人民解放軍東部戦区は「全航程を追跡・監視した」と発表している。
英国防省は「スピィ」の台湾海峡航行を「定例任務の一環」とし、詳細な時期は明かさなかった。英国軍艦が台海を通過したのは、2021年のフリゲート艦「リッチモンド」以来4年ぶり。当時も東シナ海からベトナムへ向かう途上での通過であり、中国軍から警告と監視を受けた経緯がある。
日本と英国の動きは、自由で開かれたインド太平洋構想の一環として、中国の一方的な軍事拡張に対抗する意図があるとみられる。台湾海峡の航行の自由をめぐる各国の動向は、今後も地域情勢に影響を与えそうだ。
◇出典
https://www.hk01.com/%E5%8D%B3%E6%99%82%E5%9C%8B%E9%9A%9B/60249353/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E8%89%A6%E8%89%87%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%BA%A6%E7%A9%BF%E8%B6%8A%E5%8F%B0%E6%B5%B7-%E8%8B%B1%E5%9C%8B%E4%BA%A6%E7%A8%B1%E5%B7%A1%E9%82%8F%E8%89%A6%E9%A7%9B%E9%81%8E-%E7%AC%A6%E5%90%88%E5%9C%8B%E9%9A%9B%E6%B3%95