日本の元首相・安倍晋三氏の妻である安倍昭恵氏は、2025年6月20日に台湾を訪れ、頼清徳総統と会見した。昭恵氏はX(旧ツイッター)で、頼氏に招かれて夕食を共にし、感謝の意を表したうえで、台湾版『安倍晋三回憶録』を手にしたツーショット写真を投稿した。翌21日には台南のマンゴーフェスティバルに参加したことも報告し、台湾最大の産地で多様な品種に驚いたと綴った。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)が伝えた。
頼総統もXで昭恵氏の訪台を歓迎し、台南での夕食時に回想録を受け取ったことを報告。昭恵氏が長年にわたり、優しさと力強さをもって台湾を支えてくれたことに感謝を述べた。
安倍晋三氏は生前から台湾政界と深い関係を築き、2022年7月に銃撃死した際、蔡英文総統が日本語で追悼文を発表し、副総統だった頼氏も「個人の立場」で葬儀に参列した。同年9月には高雄市に安倍氏の銅像が建立された。
2024年5月20日の頼氏就任式には昭恵氏が招かれ、総統府は安倍晋三氏および母・安倍洋子氏の台日関係への貢献を称え、昭恵氏の文化交流への尽力を評価。昭恵氏もXで賴氏の就任を祝福した。
昭恵氏はその後も積極的な国際交流を続け、2023年12月にはトランプ前大統領夫妻と夕食、2025年5月にはモスクワでプーチン大統領と会見しVIP待遇を受けた。今年2月には台湾を訪れ、頼氏と総統府で面会している。
◇出典
https://www.rfi.fr/tw/%E6%B8%AF%E6%BE%B3%E5%8F%B0/20250621-%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%89%E4%B8%89%E5%A4%AB%E4%BA%BA%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%98%AD%E6%83%A0%E8%B5%B4%E5%8F%B0%E6%9C%83%E8%A6%8B%E8%B3%B4%E6%B8%85%E5%BE%B7-%E8%B3%B4%E6%B8%85%E5%BE%B7%E5%9C%A8x%E4%B8%8A%E7%99%BC%E6%96%87%E6%84%9F%E8%AC%9D