25年7月2日4台湾紙の自由時報などによると、台湾国防省は2日、中国軍機延べ53機以上が1~2日、台湾周辺に飛来し、このうち37機が台湾海峡中線を越えて台湾北部と南西空域に進入した。中国軍の艦艇8隻も台湾周辺を航行した。

 中国軍機の飛来はこのところ落ち着いており、過去3日間の侵入機数は延べ10機を下回っていた。

 台湾の頼清徳総統は1日、6月22日から始めた連続演説「団結国家十講」の4回目の演説を行い「中国の軍事的拡張の野心は台湾のどの政党が政権を取っているかに関係ない」と指摘。台湾だけでなく地域の平和を持続的に脅かし、第1列島線、第2列島線を越え、ルールに基づく国際秩序を変えようとし、西太平洋での覇権を狙っている」と述べた。

 頼総統はまた、今年中に特別予算を通じて国防予算をGDP比3%以上に引き上げ、国家を守る決意を示すと改めて強調した。

◇出典

https://def.ltn.com.tw/article/breakingnews/5093379

https://newtalk.tw/news/view/2025-07-02/979422