
調査結果は中国人の誤解も浮き彫りにしており、対象の66.8%は「中台統一は台湾世論の主流」と答え、「台湾人の多数が独立を支持している」との回答は10.9%にとどまりました。実際の台湾の世論とは異なります。
先進意識が強いと早期統一志向
先進意識が強いと早期統一志向
このほか、回答者が住む都市が「台北に比べ進んでいる」、あるいは「台北が遅れていると考える」都市ほど、早期の統一を支持する考えが強いことも分かりました。
調査対象の10都市のうち、北京、上海、深センの3都市の回答者は、自身が住む都市が台北より先進的だと答えました。
台湾大など台湾の研究者が調査結果をまとめ、今年、学会誌に発表したものです。
調査年は2013年と古く、中国全体を代表するものではありませんが、中国で同種の世論調査はまれで、規模も大きく意義は大きいとみられます。
調査対象は無作為に抽出し、携帯電話を通じて行われたということです。