
国家発展委員会の提言用のウェブサイトに掲げられたもので、「GMT+8」を維持するべきだとの意見も出ました。両案とも規則が定める一定数の賛同があったため、同委員会が検討を始めました。
反対意見は、「GMT+9」に改めると市民生活を混乱させる上、もともと台湾は中華人民共和国に従属していないので、わざわざ標準時間を使って従属関係にないことを強調する必要はないとしています。
同委員会の提言用ウェブサイトでは、中国の五星紅旗を公共の場で掲揚することを禁止せよとの意見も掲げられました。五星紅旗を掲揚した場合は、「国家分裂外患内乱罪」を適用せとの意見で、こちらも一定数の賛同がありました。
日本統治時代は戦時を除き「GMT+8」
日本統治時代は戦時を除き「GMT+8」
台湾紙・中国時報によると、日本統治時代、台湾は当時の日本の「西部標準時」が適用され「GMT+8」でしたが、戦時の1937年に日本と同じ「GMT+9」に改められました。ただ、戦後の1945年9月、台湾総督府の告示で「GMT+8」に戻されました。
日本統治時代も、戦時を除けばほとんど「GMT+8」だったことになります。中国寄りの報道姿勢で知られる中国時報は「GMT+9」を「脱中国化と日本寄り」の象徴とするのは歴史に対する無知だとからかっています。