
聯合報によると、19人は「台湾地区・大陸地区人民関係条例」違反で、10万~50万台湾元(約38万~188万円)の罰金を科されるともに、台湾の戸籍が取り消されます。
民進党の王定宇立法委員によると、戸籍を取り消されたのは2人にとどまり、残りは台湾の戸籍があるため、参政権や公職に就く権利を保っています。
立法院で答弁した行政院大陸委員会(陸委会)の林正義副主任委員は、19人の一部が台湾の戸籍を取り消されたとしたものの、個人情報のため公表しないと述べました。
中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)に台湾省代表として出席した、高雄市生まれの生粋の台湾人、盧麗安氏と、上海の復旦大で教職にある夫が戸籍を取り消されたそうです。
中国要職の台湾人は169人のはず
王委員によると、2012年に国家安全局が立法院で行った答弁では、中国で要職に就いた台湾人は169人に上りました。19人を除く150人はどうなったのでしょうか。王委員は、国家安全局に説明を求めたいとしています。