与党・民進党の高志鵬立法委員(議員)がこのほど、新しい台湾元紙幣デザイン案のコンテストを始めたところ、人物の肖像画で選ばれたのは歌手のテレサ・テン(鄧麗君)だけとなっています。聯合報が伝えました。(写真は聯合報のキャプチャー)
高委員は昨年、故・蒋介石総統や孫文の肖像が描かれた紙幣を改めるよう提案。「国家紙幣デザイン委員会」の設置や、紙幣デザインの選定プロセスへの市民の参加を求めています。このほどネットメディアと共同で「新。紙幣デザインコンテスト」という活動を始めました。
専門家が選んだ応募作品の中から、最も気に入ったものを一般市民にネット上で投票してもらうやり方で進められ、コンテストの最終結果は2月27日に発表されます。専門家の選考でこれまでに、原住民のトーテム、玉山などの風景、野生動物、台北101などの建築などのデザイン案が残りました。
「タピオカ・ミルクティー」、「色覚異常検査表」などユニークな作品もありました。人物の肖像画はこれまでにテレサ・テンだけだということです。専門家の評価が高かったのは、台北101の絵を載せた2000元札、台湾固有の鳥、サンケイをあしらった1000元札などでした。