2018 年2月5日第二原発 故障のため600日余り停止している台湾第二原子力発電所(新北市万里区)について、台湾電力は5日、行政院の指示で再稼働の準備を始めたことを明らかにしました。近く行政院原子能委員会に再稼働を申請するということです。蘋果日報が5日伝えました。(写真は蘋果日報のキャプチャー)
 
 第2原発は2016年5月、大規模修繕を終え送電を始めた直後に緊急停止しました。台湾電力によると、避雷設備が経年劣化で故障しショートしたことが原因でした。台湾電力は修理を終え、行政院原子能委員会も16年末に審査を終えましたが、立法院の専門委員会の要請で停止が続いていました。

 台湾の原発は第一から第三まで3カ所あり、6つの発電設備が設置されています。現役は第二原発2号機と第三原発の1、2号機です。第一原発の1、2号機は故障に加え使用済み核燃料プールが満杯であるため停止しています。うち1号機は、今年末に運転期間が満了しますが、今のところ延長や再稼働の予定はありません。