馬氏が春節(旧正月)前に揮毫し、印刷して配布した「春聯」約20数万枚は、市民の奪い合いになるほど。馬氏は春節で各地の道教や仏教寺院を参拝した時には、民衆の大歓迎を受けました。2020年の総統選挙への再出馬を求める声まで出ているそうです。
馬前総統の人気は回復は、少なくともネット上では鮮明とのこと。馬氏が、大地震の被災地である花蓮の旅行記をフェイスブックにアップしたところ、「いいね」などのアクションをした読者の数は、ネット上で不動の人気を誇る柯文哲・台北市長に迫ったそうです。
台湾独立意識も低下、中国への評価上昇
一部政治家によると、蔡英文政権の業績が芳しくないため、民衆の間に前政権を懐かしむ気持ちが起きていることと、馬氏の人気が関係するそうです。同じ理由で、台湾独立意識の低下や、中国を評価する意見の増加も同時に起きています。
一方、民進党の許淑華・台北市議は「国民党にスター級の人物がいないため、馬前総統が盟主になっている。選挙に向けて、国民党が人気回復を宣伝しているだけ」と話しています。
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