台湾、インフルエンザ重症219人・死亡44人を報告 流行続く

台湾の衛生福利部疾病管制署は10月6日、9月29日から10月5日までの1週間に、インフルエンザの重症者219人、死者44人が新たに報告されたと発表した。9月27日から10月3日までのインフルエンザ様症状による外来・救急受診は延べ13万9060人で、前週比1.4%減ったものの、流行は続いている。

流行ウイルスはA型が中心で、検出されたウイルスの90.7%をH1N1が占めた。新たに報告された重症者219人の内訳はH1N1が210人、H3N2が1人、亜型未判定のA型が7人、B型が1人。死者44人ではH1N1が41人、H3N2が1人、亜型未判定のA型が2人だった。

民報によると、死者には台湾北部の50代男性が含まれる。高血圧、糖尿病、慢性腎臓病があり、インフルエンザワクチンは未接種だった。9月下旬に発熱やせき、息苦しさなどが現れ、自宅で心停止して搬送された。蘇生後、A型感染と両側の肺炎が確認されたが、呼吸不全や敗血症性ショックなどを併発し、入院4日目に死亡した。

2025年10月から2026年9月までの前シーズンは、重症者1862人、死者378人を記録した。重症者の66.4%が65歳以上、83.6%に慢性疾患の病歴があり、67.2%は同シーズンのワクチンを接種していなかった。

10月1日から始まった新シーズンの重症者累計は30人で、全員がH1N1に感染していた。今回の週間報告期間はシーズンの切り替えをまたいでおり、新シーズンの累計とは区別される。

公費によるインフルエンザと新型コロナのワクチン接種は10月1日に始まった。5日までの接種回数はインフルエンザが約106万2000回、新型コロナが約39万5000回で、いずれも前年同期を上回った。

疾病管制署は、10月10日の双十節に伴う連休で旅行や会食が増えることを踏まえ、高齢者や幼児、慢性疾患患者らに早期接種を呼びかけた。接種後、十分な予防効果が得られるまで約2週間かかるとしている。

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(2026年10月8日)

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