中国軍機多数が連日飛来し、台湾海峡中間線越えが「常態化」する中、中国軍無人機BZK005が初めて、爆撃機を伴って台湾南部沖のバシー海峡を通って東部に回り込む飛行を行い、台湾軍に衝撃を与えた。台湾東部は台湾防衛の拠点で、中国侵攻の際の戦力温存の場所になるほか、米軍の支援を受ける窓口となる。無人機と有人機の連携攻撃が東部に行われれば、大打撃となる。中国メディアの風伝媒などが伝えた。(写真は風伝媒のサイト画面)
台湾国防部の発表によれば、BZK005は、長距離爆撃機H6を伴って飛行したほか、空中警戒管制機(AWACS)KJ500も付近を飛行した。爆撃機と無人機を指揮していたとみられ、かなり実戦的な内容だった。
日本の防衛省関係者によると、無人機は台湾東部の防空レーダーの場所を特定する役割を担うとみられる。実戦ならば台湾側の防空レーダーは、照射したとたん中国本土からミサイル攻撃を受け無力化される。そうなれば爆撃機はやすやすと攻撃に移れる。
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